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日本ロシア・東欧研究連絡協議会

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ICCEEC 2015 Makuhari


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ICCEES
(国際中欧・東欧研究協議会)

JCREES代表幹事よりご挨拶

沼野充義(東京大学人文社会系研究科教授・日本ロシア文学会会長)

ウラジオストックにて
Numano

 2013年2月より、新たに代表幹事を務めさせていただくことになりました。JCREESにとって ―ということはとりもなおさず、日本のロシア・中東欧研究全体にとってということになりますが― 特に重要な時期にこのような大事な役目を引き受けることになり、責任の大きさに身の引き締まる思いであると同時に、新たなチャレンジへの期待に胸を膨らませ、わくわくしてもおります。

 我々にとっての目下の最大の課題は、言うまでもなく、すでに目前に迫っている第9回国際中欧・東欧研究協議会(ICCEES)世界大会(2015年8月、幕張)を成功に導くことです。ICCEES史上初めてヨーロッパの外で開催されることになったこの大会は、世界のロシア・中東欧研究にとっても極めて重要な意味を持ちます。この会議によって、ロシア・中東欧研究がヨーロッパの枠を超えてグローバルな視点を獲得することは言うまでもなく、アジアからの発信をより鮮明にアピールすることによって、世界のロシア・中東欧研究に新たな刺激と方向性を与える可能性が開けるものと期待されるからです。

 日本におけるロシア・中東欧研究は、残念ながらまだ十分に世界に知られていないかもしれませんが、すでに十分に力を蓄え、またアジアでの広範な研究ネットワークを開拓し、中国、韓国、モンゴル、インドを初めとするアジア諸国の同僚たちとの連携も緊密にしつつあります。幕張大会が、日本人の研究者だけでなく、外国からはるばるやって来る多くの研究者を含め、すべての参加者に大いなる刺激を与え、我々の分野の研究の発展のために大きく寄与することを期待します。

 もちろん、一口にロシア・中東欧研究者といっても、実に様々な立場の人たちがおり、日本国内の学会だけを見ても、それらの意見の調整は容易ではありません。ですから、まして、世界中の研究者たちの、異なった意見や、趣味、立場などが異口同音の一致に溶け合うことを期待することは難しいと思います。しかしながら、互いに顔を見て対話を続け、互いの言うことに耳を傾けさえすれば、私たちは文化や言語や政治的体制の違いさえも超えて、一つの共通の情熱によって結ばれていることに気づくに違いありません。それは、ロシア・中東欧世界、そしてさらに広くユーラシア世界の探究への情熱です。この地域が多様なだけ、研究者たちもまた多様です。しかし、多様な声の途方もない≪ヘテログロッシア≫(異言語混淆)と、文化の境界を自由に超え行く真剣な学問的探究の普遍性の両方を、同時に楽しもうではありませんか。



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