プロテインは、効率よく筋肉を作る上では欠かせないサプリです。
しかし、一口にプロテインといっても、その種類は多岐に及びます。
そこで前回は、プロテインの種類や精製方法の違いを解説しながら、お手頃価格で試すことができるおすすめプロテインを紹介しました。
今回紹介するのは、筋肉の成長に効果の高いホエイプロテインの中でも、特に純度が高く、品質が良い「WPIプロテイン」です。
WPIプロテインには、タンパク質以外の不純物がほぼ入っていません。
そのため、筋肉が付く効率の良さは、通常の「WPCプロテイン」を上回ります。
また、乳糖が入っていないため、乳糖不耐症の人でもお腹を壊さずに飲めます。
多少価格が高くても、最高のプロテインを探している人は、是非参考にしてください。
Contents
WPIプロテインおすすめランキングの仕組み
評価する項目
タンパク質含有割合
プロテインの品質を評価方法は、アミノ酸スコア・プロテインスコアなど複数あります。
中でも、最もシンプルかつ有効なのは、タンパク質含有割合の比較です。
ホエイプロテインは、タンパク質を効率よく摂取することを目的とするサプリです。
そのため、タンパク質の割合が高いプロテインほど、良い商品といえます。
タンパク質の含有割合は、通常のWPCプロテインで約70%~80%になっています。
WPIプロテインは高純度が売りなので、最低でも85%以上の純度は欲しいところです。
このランキングでは、パッケージに記載されている内容量とタンパク質量から、タンパク質含有割合を算出して比較します。
サポート成分数
一部のホエイプロテインには、タンパク質以外のサポート成分が配合されています。
特に、ビタミンCやビタミンB6は、身体がタンパク質を吸収する上で重要な働きをするため、よく添加されている印象です。
しかし、サポート成分が配合されると、相対的にタンパク質の含有割合が下がります。
そうなると、サポート成分が入っていないプロテインほど有利になってしまいます。
これでは、公平な品質の比較をすることができません。
そこでこのランキングでは、プロテインに含まれるサポート成分数も評価しています。
サポート成分数が多いほど、高く評価します。
評価しない項目
価格の安さ
プロテインは基本的に、毎日飲むサプリです。
コストがどれだけかかるかは気になる部分でしょう。
しかし、WPIプロテインは高級プロテインです。
安い価格よりも、高い品質を目指して作られています。
そのため、このランキングは、価格の安さは度外視して作成しています。
一応、参考までに1杯あたりの金額と、タンパク質1gあたりの値段も計算しています。
コスパ重視で、安いホエイプロテインを探している方は、WPCプロテインのおすすめランキングを確認してください。
味のおいしさ
筋トレ後のプロテインを、頑張った自分へのご褒美と位置付ける人もいます。
そういう人にとって、プロテインの味は、重要な要素の一つです。
しかし、WPIプロテインを選ぶ人の多くは、味より品質を優先するでしょう。
味がおいしくなくても、筋肉が付くなら我慢して飲む人がほとんどだと思います。
そこでこのランキングでは、プロテインの味は一切評価しません。
溶けやすさや、ダマになりにくさも評価対象外です。
フレーバーがあるとタンパク質含有割合が下がるため、できるだけノンフレーバーを選びましょう。
WPIプロテインおすすめランキング
第1位 ISO:PRO(アイソプロ)
販売 | MYPROTEIN(マイプロテイン) |
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価格 | 11,570円 |
サイズ | 2,500g、1,000g |
フレーバー | 4種類 |
サポート成分 | 0種類(第 6 位 / 10 位) |
含有割合 | 96.0% (第 1 位 / 10 位) |
1gあたり | 4.63円 |
1杯あたり | 115.7円 |
ISO:PRO(アイソプロ)の特徴
ヨーロッパで一番売れているスポーツサプリブランド「MYPROTEIN」のWPIプロテインです。
最大の特徴は、なんといっても96%という圧倒的な純度の高さでしょう。
マイプロテインには他にも「IMPACTホエイアイソレート」「THE WHEY」という二つのWPIプロテインがありますが、純度はそれぞれ約92%、約86%と、こちらに劣ります。
サポート成分は配合されていませんが、究極の高純度プロテインを求めている方は、これを選べば間違いないでしょう。
他社のWPIプロテインでお腹を壊した経験がある、重度の乳糖不耐症の人にもおすすめです。
第2位 プロテインストイック
販売 | DNS(ディーエヌエス) |
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価格 | 7,020円 |
サイズ | 1,000g |
フレーバー | 1種類(プレーン) |
サポート成分 | 0種類(第 6 位 / 10 位) |
含有割合 | 93.2% (第 2 位 / 10 位) |
1gあたり | 7.02円 |
1杯あたり | 175.5円 |
プロテインストイックの特徴
アンダーアーマーの国内展開でおなじみの「DNS」が販売するWPIプロテインです。
「1gでもいらないものは摂りたくない」という、アスリートのストイックな発想から作られています。
タンパク質の純度は、国産プロテインとしては最高の93.2%です。
DNSには「スーパープレミアム」というハイエンドWPIプロテインもあります。
しかし、こちらはHMBやグルタミンなど、サポート成分が充実しいますが、純度は約77%と低めです。
そのため、実質的には、このプロテインストイックがDNS最高のプロテインといえるでしょう。
第3位 100%CFDホエイプロテイン
販売 | Kentai(ケンタイ) |
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価格 | 8,424円 |
サイズ | 800g |
フレーバー | 1種類(プレーン) |
サポート成分 | 13種類(第 2 位 / 10 位) |
含有割合 | 89.9% (第 4 位 / 10 位) |
1gあたり | 10.53円 |
1杯あたり | 263.25円 |
100%CFDホエイプロテインの特徴
低温を維持しながら2段階の膜処理で加工する「CFD製法」で作られた、WPIプロテインです。
日本で初めてプロテインを開発したことでも知られる「ケンタイ」が販売しています。
最大の特徴は、89.9%という高純度にもかかわらず、13種類ものサポート成分が配合されている点でしょう。
一日3杯飲めば、ネイチャーメイドのマルチビタミン&ミネラルと、ほぼ同水準のビタミン・ミネラルを摂取することができます。
サポート成分が充実しているプロテインを探している人は、こちらを選ぶといいでしょう。
第4位 グリコホエイプロテイン
販売 | glico(グリコ) |
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価格 | 11,570円 |
サイズ | 2,500g、1,000g |
フレーバー | 1種類(プレーン) |
サポート成分 | 14種類(第 1 位 / 10 位) |
含有割合 | 89.5% (第 5 位 / 10 位) |
1gあたり | 9.18円 |
1杯あたり | 183.6円 |
グリコホエイプロテインの特徴
グリコのサプリシリーズ「パワープロダクション」のWPIプロテインです。
第3位で紹介したケンタイの「100%CFDホエイプロテイン」とほぼ同内容になっています。
違いは、こちらにはマグネシウムが配合されており、若干純度が低くなっているぐらいです。
また、今回のランキングでは考慮していませんが、大容量販売をしている分、値段はグリコの方が安くなっています。
安くて栄養豊富なWPIプロテインを探している人におすすめです。
第5位 ザバスクリアプロテイン
販売 | 明治 |
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価格 | 11,570円 |
サイズ | 840g、378g |
フレーバー | 4種類 |
サポート成分 | 0種類(第 6 位 / 10 位) |
含有割合 | 92.4% (第 3 位 / 10 位) |
1gあたり | 9.77円 |
1杯あたり | 205.2円 |
ザバスクリアプロテインの特徴
日本で一番売れているプロテインブランド「SAVAS(ザバス)」のWPIプロテインです。
独自のスーパークリア製法で、ホエイの独特な匂いをおさえながら、ザバス史上最高の高純度92.4%を達成しています。
ザバスには「ホエイプロテインGP」というハイスペックシリーズのWPIプロテインもあります。
しかし、こちらはサポート成分が充実している代わりに、純度が約86%と低めになっています。
ほぼ無味無臭で透明なので、クセのないWPIプロテインを探している人におすすめです。
第6位 WPIホエイプロテイン
販売 | ALPRON(アルプロン) |
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価格 | 8,960円 |
サイズ | 3,000g、1,000g |
フレーバー | 4種類 |
サポート成分 | 0種類(第 6 位 / 10 位) |
含有割合 | 89.0% (第 6 位 / 10 位) |
1gあたり | 2.99円 |
1杯あたり | 59.87円 |
WPIホエイプロテインの特徴
高品質低価格が売りの「ALPRON(アルプロン)」のWPIプロテインです。
サポート成分はありませんが、約89%とタンパク質含有割合は中々優秀です。
最大の特徴は、今回のランキングでは考慮していませんが、圧倒的な価格の安さでしょう。
1杯あたり59.87円と、普通のWPIプロテインのほぼ半額になっています。
とにかく安いWPIプロテインを探している人は、こちらを選ぶといいでしょう。
第7位 CFMホエイプロテイン+
販売 | GOLD’SGYM(ゴールドジム) |
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価格 | 12,960円 |
サイズ | 2,000g、900g |
フレーバー | 5種類 |
サポート成分 | 11種類(第 3 位 / 10 位) |
含有割合 | 87.1% (第 7 位 / 10 位) |
1gあたり | 6.48円 |
1杯あたり | 129.6円 |
CFMホエイプロテイン+の特徴
世界最大規模のフィットネスジム「GOLD’SGYM(ゴールドジム)」のWPIプロテインです。
クロスフロー膜という特殊フィルターを使用したCFM製法で作られています。
最大の特徴は、ホエイタンパク質を、あらかじめ酵素分解して低分子化した「ホエイペプチド」が配合されている点でしょう。
これにより、通常のプロテインよりも素早く栄養を吸収することができます。
また、今回のランキングでは考慮していませんが、ゴールドジムのプロテインは、とにかく味がおいしいことでも知られます。
チョコレートやストロベリーはもちろん、プレーン味もミルク風味でうまいです。
おいしいWPIプロテインを探している人におすすめです。
第8位 ホエイクエストアルティマ
販売 | BERSERKER(バーサーカー) |
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価格 | 7,776円 |
サイズ | 1,000g |
フレーバー | 3種類 |
サポート成分 | 2種類(第 4 位 / 10 位) |
含有割合 | 85.0% (第 9 位 / 10 位) |
1gあたり | 7.78円 |
1杯あたり | 194.4円 |
ホエイクエストアルティマの特徴
加圧トレーニング協会会長が手掛ける「BERSERKER(バーサーカー)」のWPIプロテインです。
開発には、理論派ボディビルダーの山本義徳 氏が携わっています。
そのため、山本氏の指導を受けている、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も、こちらのプロテインを愛飲しています。
2種類のサポート成分はシトルリンとベタインです。
どちらも、筋肥大に効果が高いことでも知られており、ボディメイクには特に有効でしょう。
タンパク質含有割合は、普通のレベルです。
第9位 ISOPRO(アイソプロ)
販売 | BULKSPORTS(バルクスポーツ) |
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価格 | 11,570円 |
サイズ | 2,000g、1,000g |
フレーバー | 6種類 |
サポート成分 | 0種類(第 6 位 / 10 位) |
含有割合 | 86.4% (第 8 位 / 10 位) |
1gあたり | 3.08円 |
1杯あたり | 76.9円 |
ISOPRO(アイソプロ)の特徴
安心安全・低価格が売りの「BULKSPORTS(バルクスポーツ)」のWPIプロテインです。
様々な特徴的な商品を出しているバルクスポーツですが、WPIプロテインに関しては、特に目立った特徴はありません。
しいて言えば、値段が第6位のアルプロンに次いで安いぐらいでしょうか。
フレーバーの種類数以外はアルプロンに劣っているため、こちらを選ぶ理由は少ないでしょう。
第10位 ビーレジェンドWPI
販売 | be LEGEND(ビーレジェンド) |
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価格 | 4,100円 |
サイズ | 1,000g |
フレーバー | 2種類 |
サポート成分 | 2種類(第 5 位 / 10 位) |
含有割合 | 84.0% (第 10 位 / 10 位) |
1gあたり | 4.10円 |
1杯あたり | 102.5円 |
ビーレジェンドWPIの特徴
個性的なフレーバーで人気のある「be LEGEND(ビーレジェンド)」のWPIプロテインです。
WPIには、地中海レモン風味、みんなの愛すココア風味の2つがあります。
しかし、サポート成分が定番のビタミンCとビタミンB6だけにもかかわらず、純度が約84%というのは少し低すぎるでしょう。
最近では、WPCプロテインでも85%程度はあります。
もう少し純度を上げるか、サポート成分をこだわらなければ、差別化は難しいでしょう。