HMBは、筋肉の分解を抑制し、筋肉の合成を促進する効果が期待できる筋肉サプリの一つです。
そんなHMBですが、「HMB おすすめ」「HMB ランキング」というワードで検索すると、数多くのHMBおすすめランキングが出てきます。
しかし、それらのランキングのほとんどが、不明確な基準で作られたランキングです。
厳しい言い方をすれば、デタラメなHMBおすすめランキングと言ってもいいでしょう。
そこで今回は、HMBおすすめランキングの注意点を解説します。
怪しいランキングを見分け方を知って、後悔のないHMB選びをしてください。
Contents
注意すべきHMBおすすめランキング
2種類のHMBサプリを混合
現在、市販されているHMBサプリには、次の2種類があります。
一つはHMBだけが純粋に配合されている単品のHMBサプリ。
もう一つが、HMBに加えて、複数の成分が配合されているオールインワンのHMBサプリです。
同じ「HMBサプリ」として販売されていますが、この二つは全く別の商品です。
ハンバーグとハンバーガーのような違いといえば分かりやすいでしょうか。
しかし、一部のHMBおすすめランキングでは、この2種類のHMBサプリを混合しています。
特に多いのが、単品のHMBサプリである「HMBマッスルプレス」という商品を、オールインワンのHMBサプリランキングの中で紹介しているケースです。
中でも「ジムトレーナー100人が選ぶ」というキャッチフレーズのHMBおすすめランキングでは、このHMBマッスルプレスが1位にランク付けされています。
ハンバーグはハンバーグ、ハンバーガーはハンバーガーのランキングで評価すべきです。
ハンバーガーのランキングでハンバーグが1位というのは、明らかに違和感があります。
HMBマッスルプレスがランクインしているランキングは、特に注意するといいでしょう。
販売会社の情報を鵜呑みに
HMBサプリに限らず、販売会社の宣伝文句が誇大というケースがよくあります。
例えば、カゴメの「野菜1日これ一本」という商品は、厚生労働省が推奨する1日分の野菜摂取量を使用して製造しているという意味で付けられた商品名です。
しかし実際は、加工で失われる成分もあり、一本では1日分の野菜摂取量を摂取できません。
パッケージには小さく注意書きがありますが、知っている人は少ないでしょう。
当然、実態とかけ離れた表現は、薬事法や健康増進法によって制限されていますが、グレーゾーンの表現をする販売会社は多くあります。
そのため、信頼性の高いHMBおすすめランキングを作成するためには、販売会社の情報を鵜呑みにせず、広告の細部に書かれた文言も見落とさずに読む必要があります。
しかし、一部のHMBおすすめランキングでは、販売会社の誇大表現をそのまま利用しています。
この傾向は「HMB極ボディ」という商品を上位にしているランキングで見られます。
例えば、HMB極ボディの公式ホームページには、HMB 3,150mgと大々的に書かれていますが、その下に小さく「HMB配合は2,100mg」と書かれています。
アストラジンによって吸収率が約1.5倍に高まるからという理屈のようですが、栄養の吸収率は個人差があり、単純計算で1.5倍になると考えるのは安直すぎます。
また公式ホームページには「BCAAはもう古い!アメリカでボディメイクをしている人はEAA」と書かれており、EAAの効果の高さが謳われています。
確かにEAAは効果が期待できる成分ですが、BCAAより優れているという認識は間違いです。
同量を摂取した場合、筋肉の分解抑制効果が認められているロイシン量は、BCAAの方が約2.5倍多く、EAAには体内への吸収速度が遅いというデメリットもあります。
BCAAが古い、ボディメイクをしている人はEAA、というのは、明らかな虚偽表現で、実際に現在も多くのボディビルダーがBCAAを摂取しています。
HMB極ボディが上位にランクインしているランキングは、注意が必要でしょう。
楽天やamazonのランキング
楽天市場、amazon、Yahooショッピングでも、HMBのランキングを見ることができます。
しかしこれはあくまでも、売り上げのランキングです。
商品の善し悪しとは全く関係がありません。
大手ネットショッピングモールでは、とにかく安い商品が人気で上位を占める傾向があります。
しかし、これらの激安HMBサプリは、個人的にはあまりおすすめできません。
表面上は安いものの、実は割高な商品がほとんどです。
詳細は、下の記事で説明しているので、気になる方は読んでみてください。
信頼できるHMBおすすめランキング
単品のHMBサプリ
単品のHMBサプリの場合、一番の評価ポイントはHMB1gあたりの値段です。
HMB1gあたりの値段は、各HMBサプリの値段を内容量で割るだけで簡単に算出できます。
少し面倒かもしれませんが、購入前は必ず確認しましょう。
商品価格が安いだけで、HMBの配合量が極端に少ない商品も多くあります。
また、HMBの原材料も評価のポイントになります。
特に、アメリカのMTI社が持っている「HMBeta(HMβ)」という原料は、現時点において世界最高のHMB原料と言われています。
値段だけでなく、HMBの原料まで考慮したHMB選びをするといいでしょう。
客観的な国内外10社の単品HMBおすすめランキングは、下のボタンからどうぞ。
オールインワンのHMBサプリ
オールインワンのHMBサプリの場合、評価ポイントは次の3つです。
・HMBの配合量
・HMB1gあたりの値段
・配合成分数
実際の評価では、配合成分内容や実際の使用感も加味して総合的に判断します。
しかし、あくまでも基準は、客観性が担保された上記の3項目です。
一部のHMBおすすめランキングのように「ムキムキ度」「口コミ」など、恣意的な操作が可能な基準で作られたランキングは論外です。
客観的な国内10社のオールインワンHMBランキングは、下のボタンからどうぞ。