HMBおすすめランキング【効果と安全性】

最新の医学的見地からHMBサプリの効果を比較。ステマではない、客観性を重視したおすすめランキングです。おすすめの飲むタイミングや摂取量も解説します。

金剛筋HMBをおすすめしない理由

HMB

金剛筋HMBをおすすめしない3つの理由。

2018-06-20

現在、日本国内には数多くのHMBサプリがあります。

新商品の開発競争が激化しており、HMB配合量や配合成分数などが違う商品が、毎月のように続々登場しています。

その中でも現在、特に注目を集めているのが「金剛筋HMB」です。

金剛筋HMBは、FIFA最優秀選手賞を2年連続で獲得している、元サッカーブラジル代表のロナウジーニョ選手を広告塔に起用しています。

他のHMBサプリでも、元アスリートを起用している例はありますが、ロナウジーニョほど世界的なビッグネームを起用しているHMBサプリはありません。

そのため、金剛筋HMBの知名度は高く、現在最も売れているHMBサプリといわれています。

しかし、そんな金剛筋HMBですが、素直におすすめできない部分がいくつかあります。

そこで今回は、金剛筋HMBをおすすめしない理由を紹介します。

HMBサプリ選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

金剛筋HMBとは

金剛筋HMBの販売会社

株式会社grand

金剛筋HMBは、Men’z King(メンズキング)という通販型店舗で販売されています。

メンズキングを運営しているのは、株式会社GLANd(グラン)という会社です。

平成29年4月に設立したばかりの新しい会社で、本社は東京都渋谷区に構えています。

設立から間もないにもかかわらず、ロナウジーニョのような大物を起用できたか理由は、株式会社INKという会社の存在が大きいでしょう。

株式会社INKは、平成26年9月に設立されたIT企業で、株式会社GLANdの親会社にあたります。

資本金が1000万円ある、かなり利益を上げている会社なので、その資金力で株式会社GLANdを支えていることが想定されます。

金剛筋HMBの姉妹商品

金剛筋シリーズ

“金剛筋”は、株式会社GLANdが展開しているブランド名です。

代表的な姉妹商品には、筋肉芸人として知られる吉本興業所属の庄司智春さんを広告塔に起用している加圧シャツ「金剛筋シャツ」があります。

伸縮性の高いスパンデックス繊維を高配合した加圧シャツで、累計36万枚以上を売り上げている同社の看板商品です。

コンプレッションウェアのように、着るだけで姿勢改善、代謝促進といった様々なメリットが期待できます。

私も金剛筋シャツを持っていますが、値段は少し高いものの、高品質で悪くない商品です。

金剛筋シリーズには他にも、金剛筋腹巻、金剛筋レギンス、金剛筋プロテインなど、ボディメイクに関係する数多くの商品があります。

有名人を広告塔に起用した戦略で、今後も同シリーズの商品は増えていきそうです。

金剛筋HMBをおすすめしない理由

HMBの配合量が少ない

金剛筋HMBのHMB配合量

私が金剛筋HMBをおすすめしない最大の理由は、HMB配合量の少なさです。

金剛筋HMBの公式ホームページには、業界トップクラスとなる2,000mgのHMBが配合されていると書かれています。

2019年現在、たしかに1日分当たり2,000mgのHMB配合量は業界トップクラスです。

しかし、金剛筋HMBの場合、2,000mg配合されているのは1日分(6粒)ではありません。

1.5日分(9粒)に2,000mgのHMBが配合されています。

HMBサプリの一つ、バルクアップHMBプロという商品と比較すると次の通りです。

HMB 入数 1日分の粒数 1日分のHMB配合量 1袋のHMB配合量
金剛筋HMB 180粒 6粒 1,333mg 40,000mg
バルクアップHMBプロ 150粒 5粒 2,000mg 60,000mg

HMBサプリは数多くありますが、1日分ではなく1.5日分をパッケージに堂々と記載しているのは金剛筋HMBだけです。

購入者の誤認を狙っている、ずるい表示方法と言えるでしょう。

実際は、バルクアップHMBプロと比較すると、1袋あたり20,000mgも差があります。

1日分当たり1,333mgのHMB配合量というのは、業界ワーストクラスです。

HMBの配合量が少ないというのが、金剛筋HMBをおすすめできない一つ目の理由です。

その他の配合成分が少ない

金剛筋HMBの配合成分

2つ目のおすすめしない理由は、配合成分数が少ないからです。

HMBサプリの最大のメリットは、HMB以外の成分もオールインワンで摂取できる点にあります。

これにより、スポーツ栄養学に精通していない人でも、簡単に筋肉に必要な栄養素を摂取することができます。

しかし、金剛筋HMBには、HMB以外の配合成分がクレアチンとBCAAしかありません。

avex(エイベックス)が販売しているHMBサプリと比較すると次の通りです。

HMB 成分数 主な配合成分
金剛筋HMB 3種類 HMB、クレアチン、BCAA
鍛神HMB 23種類 HMB、クレアチン、BCAA、オルニチン、カルニチン、シトルリン、コラーゲンペプチド、タウリン、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸など

公式ホームページでは、なぜか配合されていないトリプトファンやフェニルアラニンの説明がされています。

実際に配合されている成分数は、HMBを含めて3種類だけです。

ちなみに、鍛神HMBのHMB配合量は2,000mgなので、HMB量も金剛筋HMBより豊富です。

HMBの配合量とその他の配合成分数、どちらも劣っている金剛筋HMBをおすすめすることはできないでしょう。

値段が高い

金剛筋HMBの値段

最後のおすすめできない理由は、値段が高いからです。

HMBの配合量と配合成分数が少ないので、製造にかかるコストは他メーカーのHMBサプリよりも安いはずですが、金剛筋HMBの値段はむしろ高めになっています。

これはおそらく、ロナウジーニョという大物を起用していることをはじめ、広告費にお金を費やしていることが原因でしょう。

Yahooの広告でもよく目にするので、莫大な金額を投入していることが想定されます。

金剛筋HMBの値段をバルクアップHMBプロと比較すると次の通りです。

HMB 定期価格 HMB1gあたり
金剛筋HMB 6,458円 161.4円
バルクアップHMBプロ 5,250円 87.5円

金剛筋HMBでは、バルクアップHMBプロとは違い、公式ホームページの表示価格がすべて税抜きになっています。

そのため、上記の表では税込み価格に統一しています。

特に大きく違うのが、HMB1gあたりの値段です。

金剛筋HMBの方が、約1.8倍も高く設定されていることが分かります。

さらに配合成分数は、バルクアップHMBプロが6種類、金剛筋HMBが3種類なので、成分内容における割高感はこの数字以上にあります。

コストパフォーマンスが明らかに悪いため、金剛筋HMBはおすすめできません。

おすすめできるHMBサプリ

バルクアップHMBプロ

おすすめのHMB1

販売 株式会社bonds
入数 150粒
1日の推奨粒数 5粒
定期価格 5,250円
返金保証期間 90日間
HMB配合量 2,000mg
配合成分数 6種類

バルクアップHMBプロの特徴

バルクアップHMBプロの最大の特徴は、他メーカーの商品よりも優れているコスパの良さです。

HMB1gあたりの価格が100円を下回るHMBサプリは、現在のところバルクアップHMBプロ以外ありません。

価格が安い分、配合成分数が6種類と少なめですが、クレアチン、BCAA、グルタミンという、筋トレにおける重要成分はしっかりと配合されています。

HMB配合量、配合成分数、価格、すべてにおいて金剛筋HMBを上回る、おすすめできるHMBサプリです。

効果を実感できない場合の返金保証期間が90日間と非常に長いため、はじめてのHMBサプリにおすすめです。

鍛神HMB

鍛神HMB

販売 株式会社BIZENTO
入数 180粒
1日の推奨粒数 6粒
定期価格 6,980円
返金保証期間 30日間
HMB配合量 2,000mg
配合成分数 23種類

鍛神HMBの特徴

鍛神HMBは、フィジーク選手としても活躍している、俳優の金子賢がプロデュースしたHMBサプリです。

ベストボディファイナリストなど、多くのフィジーク選手にも愛用されています。

HMBの配合量は2,000mgと多く、クレアチンもしっかりと配合されており、筋肉サプリとしての成分バランスは非常に優秀です。

23種類の配合成分の中でも特に注目なのが、尿素回路を活性化する、アルギニン、シトルリン、オルニチンが配合されている点でしょう。

NO系と呼ばれるこれらの成分は、血管を広げる作用があり、筋力アップや筋肥大を促す、パンプアップ効果を活性化します。

そのため、フィジークやボディービルのようなボディメイクが目的の人には特におすすめです。

1袋の価格は金剛筋HMBより500円ほど高いですが、配合成分の充実度には天地の差があります。

現時点において、完成度No.1のオールインワンサプリです。

最高のHMBサプリを求めている方は、こちらを選べば間違いないでしょう。

金剛筋HMBをおすすめしない理由まとめ

金剛筋HMBは、潤沢な資金による広報戦略によって、圧倒的な知名度を誇るHMBサプリです。

しかし、配合成分を詳しく見てみると、他メーカーのHMBサプリよりも劣っていることが分かります。

特に、HMBの配合量については、景品表示法が禁じる不当表示の「優良誤認」にも該当しかねない、かなりグレーな記載方法です。

また、価格自体も高く、コストパフォーマンスも決していいとは言えません。

ロナウジーニョを広告塔に起用するなど、商品としておもしろい点もありますが、HMBサプリとしては2流と言わざるを得ないでしょう。

そのため、金剛筋HMBは、このサイトではおすすめしません。

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Author:

サプリメントの分析、比較を生業とする、某国立大学関係者。